2022年間Best 12/ No.11 ― Overseas Version

11位は BTS の Butter です。

 

FIFA WorldCup2022 の開会式にもメンバーが登場したように、今や BTS は韓国や日本のアイドルから「世界のアイドル」になっています。そして、そんな彼らを見るたびにボクは「羨ましさ」を感じています。

そう、ジャニーズのアイドルたちです。

踊りに関しても全くのド素人なボクからみて、BTS とジャニーズのアイドルたちのダンスの差は「ない」と感じています。なのに、ここまでの差が生じてしまったのは、多分「英語力」の差でしょう。

先日、ジャニーズのアイドルグループ King&Prince からメンバー3人が脱退することが発表されました。脱退するメンバーは「海外進出の夢が断たれた」ことを口を揃えて訴えていました。

ボクが知ってる限りですが、日本の「アイドル歌手」は、山口百恵さんや郷ひろみさん、西城秀樹さんがアイドルとして活躍していた70年代から「歌」以外、俳優業や、いわゆる「お笑い要素」も求められてきました。それは今でも変わりません。

韓国でも 少女時代や KARA などはお笑い番組に出て笑いをとっていましたが、同時にアメリカなどで(フェスティバル形式で)ショーを行うなど、自分たちの「本業」である歌にもしっかりと取り組んできました。BTS も韓国・日本時代はお笑い番組への出演を求められたりしたことでしょう。でも、その合間にヴォイストレーニングやダンスの練習、さらに英語での発声練習を積んでここまでの成功を収めたと思うのです。

翻って King&Prince の場合、海外進出を目指してグループ活動を始めたはずなのに、日本で売れたのはいいことだけど、国内での「お笑い」や俳優業の仕事が詰まりすぎて、当初の夢・目標だった「海外進出」はその土台にもたどりつけないほど。そして、気が付いたら後輩の海外デビューが決まった。「じゃあオレらは?」と彼らが思うのも無理はないことだと思います。

野球(問題は多いですが)、サッカー、あるいはバスケットボールやバレーボール、ラグビーとスポーツ界で海外進出が「当たり前」になっている中、ショービジネス界の海外進出だけがかなり遅れている状況を見るにつけ、BTSアメリカに送り出した韓国のショービジネス界を羨ましく感じるのです。

果たして、日本の芸能界が「シュービジネス界」になれる日はくるのでしょうか?

 

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